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渡辺 元、19歳。ダウン症。高橋 淳、17歳。自閉症。二人の少年が、アメリカ
アリゾナでホームステイをした。
アリゾナに住むキャサリンとマーク夫妻は、日本の少年二人をホスト・ファミリーとして受け入れ、数ヶ月間一緒に住むことを決めた。キャサリンとマークは、それまでほとんど障害についての知識がなかった。一生懸命のかたまりのようなキャサリンだったが、少年たちを出迎えて戸惑いを覚える。日本語しか判らないゲン。目を合わさず言葉を話さないジュン。家に向かう車の中でもひとことの会話も成立しない。果たして本当に二人と暮らしていけるのだろうか・・・・。 |
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これは、知的障害を持つ人々のスポーツを振興しているスペシャルオリンピックスの創設者、ユーニス・シュライバーの言葉です。映画「able/エイブル」の監督・小栗謙一の頭の中には、製作を思い立ったときから、ずっとこの言葉がありました。初めは、障害者の「できる=able」を描くために特別な才能を持った登場人物を主人公にしようかと考えました。しかし、最終的には、無口でどこも特別には見えないゲンとジュンがアメリカに行くことになりました。そして、カメラが丁寧にやさしく彼らの日々をすくいとったとき、この特別ではない二人の知的障害の少年の物語が、いつの間にか、とびぬけて魅力的な、とても愛しい少年のドキュメンタリーになりました。瞬間瞬間を楽しむのが上手で、見事なダンスを疲労するゲン。いるかを触るのは嫌いなのに、いるかを眺めているのは大好きなジュン。二人ともユーモアのセンスは抜群です。これは、彼らが言葉も習慣も違うアメリカでそれぞれの「可能性=able」を広げていく冒険映画であり、日々の暮らしの中で彼らが周囲の人と信頼関係を作っていく「可能性=able」を綴った稀有な日常の記録です。 |
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この映画を見ると、たくさんの事が話したくなる。「障害者」と「健常者」の違いということ。
コミュニケーションのこと。
家族のこと。
友達のこと。
アメリカという社会のこと。
日本という社会のこと。
人間の魅力、個性のこと。誰にもある可能性のこと。
きっとたくさんの感じ方があり、たくさんの意見がある。たくさん話すことで何かが変わっていくことがある。映画を見た人同士が、見た人と製作者とが語り合える掲示板をどうぞ訪れてください。
http://taki.co.jp/able/ |
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